Interview

社員インタビュー

技能五輪の経験を生かし、
さらなる高みを目指す

2021年入社

K.Sasaki

総務部/技能五輪出場者

技能五輪の経験を生かし、
さらなる高みを目指す

Q1.現在の仕事内容

自身の経験をもとに
後輩の指導などを担当

私が在籍する技能育成塾には、入社後に行われる研修を経て選抜されたメンバーが所属しています。23歳以下の若手技術者が技を競う「技能五輪全国大会」で好成績を残すことを目標に、日々、技術の研鑽を積む部署です。後輩の指導に当たる機会も多く、作業の手順や理論を丁寧に伝えることを大切にしています。それ以外に時計の修理や、セミナーなど社外のお客様に向けた資料として、時計を分解した標本の作成なども担当しています。

Q2.入社のきっかけ

原動力は「ものづくりが好き」
という思い

学生の頃から車が好きで、最初は整備関係の仕事を探していました。そんな中で、あるとき当社の求人を発見。自社で一貫して時計を生産するマニファクチュールであることを知り、ここなら基礎からものづくりを学べるのではないかと考え応募しました。実は細かい作業が得意ではなく、あまりの精密さにハードルが高いと感じたこともあります。でもそれ以上に「ものづくりが好き」という気持ちが強く、少しずつスキルを習得していきました。

Q3.技能五輪全国大会について

大会結果を糧に
自分の技術を磨き続ける

これまで2回出場し、一度目は敢闘賞、二度目は銀賞を受賞しました。大会は2日間に渡って行われ、競技課題は時計修理や部品づくりなどの3つが出題されます。金賞を逃した悔しさは大きかったですが、技能五輪に参加したことで先輩方の素晴らしい技術を実感しましたし、仕事に対する熱量が何倍も大きくなりました。自分が苦手とする部分を見つめ直し、今まで以上にスキルを磨いていくためのモチベーションアップにつながっています。

Q4.職場について

何気ない会話で
コミュニケーションを円滑に

当社には黄綬褒章を受章した齋藤勝雄さんをはじめ、知識と経験を兼ね備えたプロフェッショナルな先輩がたくさんいます。そうした方々に常に指導していただける環境はとても貴重で、盛岡セイコー工業ならではの魅力だと感じています。また、同僚は同じ大会を目指すライバルであると同時に、ともに切磋琢磨する仲間でもあります。お互いに雑談など日々のコミュニケーションを大切にしていて、全体的に明るく話しやすい雰囲気があります。

Q5.入社1年目のエピソード

先輩から教わり、
今も印象に残っている言葉

入社してすぐの頃は、精密ドライバーを回すことさえ苦労していました。でもメンター制度があるので先輩に相談しやすく、安心できました。また、その頃に齋藤勝雄さんから教わった「時計は生き物だ」という言葉がとても印象に残っています。時計は調整次第で全く違う仕上がりになりますし、完成後の状態も異なります。初めてその言葉を聞いたときは理解が追いつきませんでしたが、今は職人が忘れてはならない大切なことだと思っています。

Q6.今後の抱負

技を磨き、SEIKOを代表する
時計師を目指して

技能育成塾に在籍できる期間は3年で、今後はセイコーウォッチ株式会社で働きます。高級品に使用する部品の仕上げを担当するので、技能五輪で培った集中力や忍耐力を十分に生かしていきたいと考えています。また、「岩手県卓越技能者」や、社内制度である「マイスター」の認定なども視野に、さまざまなことへ積極的にチャレンジしていきたいです。将来は部品も仕上げられる時計師として、SEIKOを代表する一人になることが目標です。

Q7.活用している社内制度

充実した福利厚生で
オンとオフのメリハリを

リフレッシュ休暇は通常の休日につなげて連休にし、旅行を楽しむことが多いです。あまり遠方へ行くことはありませんが、普段は日帰りで行くような山形や仙台に宿泊してのんびり過ごしています。洋服などの買い物が好きなので、旅先でのショッピングも良い気分転換になります。また数年前に導入されたカフェテリアプランは、定められた上限額の範囲内で、趣味などに使った金額を会社が負担してくれるのでよく利用しています。

Typical Daily Routine

とある1日のスケジュール